ミニマリスト日記

仕事、子育て、ミニマリズムなど。

豊かな時代と暮らし

NHKの朝ドラ『舞い上がれ』は個人的に当たりで毎朝観ていますが、 もっと気になるのが午後に2話ずつ放送している『ひらり』。

92年に放送していた朝ドラで、ドリカムの歌と共に東京の景色が流れるオープニングが懐かしい。 当時のファッションや街並みを見るとバブルは崩壊していますが、日本社会がまだ豊かだった時代を感じます。 なにより主人公の石田ひかりさんがとんでもない可愛いさですね。

このドラマが放映された当時は僕はちょうど中学に上がった年で、電車を乗り継いで都心の学校に通っていました。 中学生になると移動範囲が広がりますから、学校の帰りは神保町の本屋街や新宿の紀伊国屋書店に行ったり、 友達と歌舞伎町で映画を観たり。私服で映画を観に行ったら風俗の呼び込みのお兄さんに声をかけられて、 「中学生です」と言ったら苦笑して肩を叩かれました(笑

秋葉原でもガジェットを漁っていました。まだパソコンは一部のオタク向けでしたが、秋葉原でドキドキしながら PC98を買った記憶があります。家電、電子機器、車など日本企業が主導して活気がありました。

この頃はまさか日本経済が30年以上も停滞するなんて思いもしなかった😇

でもどうなんでしょう。たしかに増税や物価高は痛いですが、当時と比べて豊かになった部分もあります。 街や映画館などの施設は綺麗だし、タバコやガムをポイ捨てする人もほとんどいません。

特に子供たちは数が少ないためか当時よりかなり好待遇に感じます。 今の親は(僕もですが)子供がちょっと風邪ひいたり怪我をしたらすぐ病院に連れて行きますが、 僕の時代はこんなんで病院行ったかな?と思うこともあります。 習い事も盛んだし、受験などの教育投資もとどまることを知りません。学校も至れり尽くせりですし。

個人的には何より労働環境が良いですね。在宅ワークがここまで普及するとは思いませんでした。 最近、都内は毎日のように電車が止まっていますが、朝ご飯を食べながらニュースを見て 「大変だなぁ」とのん気に過ごしています(通勤の人には申し訳ないですが・・・)。

また副業という概念が一般化したのは良いですね。 だいたい一つの企業で一生過ごすという状態が異常だっただけで、状況によって仕事を変えたり、 あるいは自分でスモールビジネスを立ち上げる方が健全です。

最近は日本社会のネガティブな面が目立ってしまいますが、良い部分にも目を向けて存分に利用することで 少なくとも個人は豊かに暮らせるように思えます。

懐かしい景色。
懐かしい景色。