ミニマリスト日記

仕事、子育て、ミニマリズムなど。

男の子を育てるということ

僕の家ではスイミングとピアノは強制科目になっています。

長女は小学校の部活が始まる頃にはスイミングはメドレーまでで引退。 次女も他の習い事にハマったので同じくメドレーで引退。 二人ともピアノは面白いのかずっと続けています。

さて、ついに幼稚園児の長男もスイミングにぶち込む時が来ました。 海やプールには連れて行っていたので水に慣れていると思っていたのですが、 体験レッスンに連れて行ったらなんと顔を水につけられないことが発覚(笑

これはアカンということで奥さんが近所の温水プールで特訓を開始。 が、優しく教えても一向に潜ることができません。

埒があかないので周りの安全を確認しつつ、僕は長男を持ち上げ水に叩き込みました。 いや、叩き込むといってもさすがに監視員さんの目があるので常識の範囲内ですが。 

10回くらい繰り返したら多少は慣れてくれたのか、自分から顔をつけるようになりました。 めでたしめでたし。

もうね、世の中のお母さんって息子に甘いんですよ(笑

男の世界は集団生活に入った段階ですでに競争なので、心身は強く育てないといけません。

やはり思い出すのは故鳥山明先生の『ドラゴンボール』。 サイヤ人来襲にさいしピッコロが悟飯を荒野に投げ捨てますが、男の子を育てるにはあの厳しさが必要です。 ピッコロの仕打ちを酷いと思いますか?

いやいや、甘やかして育てたら悟飯はナッパやベジータどころかサイバイマンにさえ瞬殺されてしまいます。 それに比べたら荒野で野良恐竜と戦わせることくらいどうということはありません。

これは漫画の中の話ではありません。男の人生はマジできついんですよ。 スポーツが得意、勉強ができる、仕事で稼げる・・・男は人生のあらゆるステージで過酷な評価をされ続けます。 評価をするのは女性。お母さま方は旦那を選別した時の厳しさで我が子に接しないと(おい)。

僕は就職氷河期世代ですが、この世代で落伍者が多いのは時代のせいではなく甘やかされて育てられたから だと断言できます。不景気で就職先がないなんて戦中戦後世代の前で言えるわけがありません。

戦争を知らない団塊の世代にリベラル環境で育てられた氷河期世代は悟空に育てられた悟飯みたいなもの。 サイバイマンどころかウミガメにすら勝てないレベル。

二度とこの悲劇を繰り返してはいけません。

北斗の拳』のケンシロウの最後の台詞。「俺の墓標に名はいらぬ!! 死すならば戦いの荒野で!!」

これ、大袈裟じゃなくて本当にこのままですからね。

男の子は荒野に放り込み、常に選別の対象であるという強い自覚をもたせることが大切だと思います。

荒野を行く
荒野を行く