ミニマリスト日記

仕事、子育て、ミニマリズムなど。

サラリーマンの残酷な現実

勤め先で大きな人事異動があり、順調に出世の階段を上がっていた役員が 降格してしまいました。

上役の無理難題を耐え忍びようやく手に入れた地位を一瞬で奪われ、 数百人の部下が一斉にいなくなる様は壮絶です。 日系大企業の残酷な一面を見てしまいました。

この手の出世競争に巻き込まれたくない人はどうすれば良いのでしょうか。

最近は多くの企業が総合職と専門職を分け、希望する社員には専門性を 磨けるキャリアを用意しています。

便宜的には専門職で進めば役付の総合職と変わらない給料になるように 制度設計されていると思いますが、「部下が何人いるか」が 企業内のヒエラルキーになっている現実もあります。 専門職の場合は実績や市場価値が高くても部下がいないという理由で 社内で軽く扱われる企業も多いです。

それが気にならない人なら転職や起業・副業が比較的しやすい専門職を 選ぶことを個人的にはお薦めします。

誰しも承認欲求はあるものですが、なるべく自分でコントロールできる もので欲求を満たした方が楽です。

サラリーマンの場合、仕事ができるかどうかよりも社内の立ち居振る舞いが 大切で、運が悪いと前述の役員のように数十年の積み重ねが一発で吹っ飛びます。 そうなった時に平常心でいられる人はいないでしょう。

所詮は他人事ですが、なかなか示唆に富む出来事でした。

サラリーマンも楽ではありません。