勤めている会社で忘年会があった。
事業部の忘年会なのだが、会長と社長が来るというのでオッサンたちが色めき立っている。
会長や社長は雲の上の存在、神様仏様だ。
僕も社内会報や何十周年パーティー、特別な社内放送、あるいは日経新聞でしか見たことがない。
祝辞が終わると、オッサンたちは貴賓に挨拶しようと取り囲むように列を作る。
会長と直接会話ができるというのは、オッサンどもにとっては一生の名誉でありステータスなのだ。
会議などで「会長とこんな話をした」ということを嬉々として、そして得意げに語るオッサンたちの
満面の笑みはまるで親や先生に褒められた幼児のようだ。幼児と違って気持ち悪いだけが。
そして貴賓たちが帰る時は、まるで時代劇の殿を送る家来たちのようにぞろぞろと出口まで付いていく。
異様な光景だ。
僕だって白鵬や松井秀喜が歩いていたら一目散に拝みに行くが、オッサンたちにとって社長や会長は
ただのヒーローではない。自分の人生を捧げる対象なのだ。
『ベルセルク』で鷹の団の兵士たちがグリフィスを盲目的に崇拝するようなものだろうか。
しかし兵士たちの結末は・・・
ちなみに僕はといえば、偉いおじいちゃんには目もくれず、前から気になっていた他チームの
巨乳の女の子との会話を楽しんでいた。
僕が手持ちぶたさで一人でグラスを傾けていたら、向こうから話しかけてきたのだ。
前も書いたが、 なぜ女の子は僕にペタペタ触ってくるのだろうか。
danceswithwolves.hatenablog.com
僕のことを人畜無害な仔羊とでも思っているのだろうか。
僕も二人きりなら間違いなく押し倒していただろうが、ここは会社の忘年会だ。。。
我慢するしかない。
会社の忘年会など時間の無駄だと思っていたが、巨乳と仲良くなれたのでよしとするか。
ところで僕がちょっと気になったのは、会長クラスになると常に秘書やお付きの人が同行し、
車が会場まで迎えに来るかと思っていた。が、なんと一人で歓楽街に歩いて消えていったのだ・・・
マジですか・・・おじいちゃん、あなた、超VIPだと思うんですが、無用心過ぎませんか・・・