ミニマリスト日記

仕事、子育て、ミニマリズムなど。

テレワークは働き方の標準になるべきだ

電通が新人の女性社員をパワハラで死に追いやってから間もなく、
安倍晋三首相が経団連に属する大企業の経営者を集め、働き方改革を促した。
そのおかげで、僕の勤め先は全職種にテレワークを導入し、
僕は晴れて自宅で仕事ができるようになった。

[テレワークのメリット]
通勤電車に乗るストレスがなくなり、朝夕の時間が有効利用できる
メリットはやはり大きい。
いかに満員電車がビジネスパーソンの負担になっていたか実感できる。

会社としても従業員の通勤負荷を減らすことで離職率が下がるだろう。
交通費や都心の高いオフィス代を減らせるメリットは大きい。

[自宅で仕事ができない人は?]
子供がいたりして自宅での仕事が難しい人には、サテライトオフィスを借りれば済む。
シェアオフィスはベンチャー企業などが勤め先とは毛並みの違う企業が使っているので、
気分転換に通っても楽しい。

[会議は大丈夫?]
会議も慣れの問題で、むしろリモートから参加するのが当たり前になった。
僕の場合は個人事業では基本的にLINEやSlackでやりとりし、音声が必要な場合は
Skypeを使っていたので抵抗はなかった。資料もGoogleドライブ上に置いておけば
簡単に共有できる。

[セキュリティは大丈夫?]
今では様々なクラウドやリモートに対するセキュリティ対策があるので、技術的な
問題は少ない。
そもそも、一箇所に集まることによってセキュリティが強化されるのだろうか?
情報流出はマネジメント力や従業員のモラルを高められない組織的な問題だ。

[唯一の懸念点]
通勤が減る分、消費するカロリーがなくなる。
そこで僕は毎朝と仕事が終わった後にランニングをすることにした。

ランニングの必須アイテム
ランニングの必須アイテムだ

Amazonでmp3プレイヤーとコードレスイヤホンを購入。
これで運動不足対策もバッチリだ。

これからは職種を問わず、テレワークが「普通の働き方」に変わっていくだろう。
導入できていない企業は、残念ながらITリテラシーとマネジメント能力が低いのだ。
テレワークを導入できる企業といつまでも昭和的な働き方を強要する企業とでは、
集まる働き手の質が違ってくるし、それはそのまま企業の成長力に直結する。

働き手としても給料の額面だけでなく、テレワークを導入しているかどうかを企業を
選ぶ基準にしても良いと思う。

『シュガー・ラッシュ:オンライン』〜人はそれぞれの世界を選ぶ

シュガー・ラッシュ:オンライン』を観てきた。

『カーズ/クロスロード』でも感じたのだけれど、最近のディズニー映画は子供よりも
むしろ親に対するメッセージが強い。

ヴェネロペのポーチ
僕が使うためのペンケースも購入

いつまでも同じ環境で過ごしたいラルフと、新しい自分の世界を見つけるヴェネロペ。
ヴェネロペが惹かれる世界は、僕の大好きなゲーム『GTA5』とそっくりだ。

GTA5
自由にはリスクと制約が伴う

GTA5の世界は自由だが、同時に、自由には危険が伴う。
ラルフはヴェネロペにそんな危険な世界に居て欲しくない。
まるで親子のようだ。

はたしてヴェネロペは「シュガー・ラッシュ」と「GTA」のどちらを選ぶのだろうか?

帰りの車の中で長女に訊いてみた。

僕「シュガーラッシュとGTA5の世界だったらどっちに住みたい」
長女「そりゃあ、GTAでしょ」

やはり親の用意した世界など子供たちは興味ないのだろう。

なぜおじさんは『耳をすませば』のエンディングで泣いてしまうのか

娘がテレビでジブリ映画『耳をすませば』を観ていた。
エンディングで「カントリーロード」が流れた時に、不覚にも泣きそうになった。

なんだこの映画は・・・

耳をすませば』は僕が高校生の頃の作品だ(原作の漫画はさらに昔だ)。
恋愛作品として扱われているが、僕は夢に向かって進む同級生に憧れ模索する
ヒロインの姿に共感した。

しかしこの作品を見返した今、中学三年の二学期に、受験勉強よりも拙い小説を
完成させようとするヒロインを見て、「高校受験が終わってから書けばいいじゃん」
と思ってしまった自分に哀しくなった。

そんな自分の老いを目の当たりにして、最後に流れるテーマ曲である。

ひとりぼっち おそれずに
生きようと 夢みてた
さみしさ 押し込めて
強い自分を 守っていこ

この少年少女の力強くか弱い宣言に対して

「高校受験が終わってから…」

って、なんて情けない感想だ…そりゃあ、泣きたくもなるはずだ。

他者への批評や批判というのは、裏を返せば自分の心の弱さだ。
今の僕に、このヒロインのように自分の心の声を探り当て、チャレンジする勇気はあるだろうか。
ヒロインは自分の中に原石を探し、磨こうとするが、模索し挑戦することは、少年少女のみに
許される行為なのだろうか。

日々の生活に押し流されていると、今の自分が本来の姿のように思い込んでしまう。
が、その姿は世間体や何かに対する恐れから自分を舗装している状態だ。
自分を守っているつもりで、結局、新しい経験や成功から遠ざけてしまっている。

カントリーロード
オッサンも道を探して良いのだ

耳をすませば』の製作者たちは作品に「おじさん世代の青春の遺憾を反映した」と
インタビューで応えている。
しかしこの作品は現在進行形でアイデンティティを失いつつある「おじさん世代」に対しても、
ないかもしれない原石を探す勇気や、それを磨く覚悟があることを問いかけてくる。

仕事始めの前の確認事項

いよいよ明日から勤め先の仕事始めなので、今年の指針を繰り返し
繰り返し書いておきたい。

[英語を1日1時間以上勉強する]
僕は仕事でもプライベートでも英語を使う機会はほとんどない。
せいぜい英語で技術資料を読む程度だ。
このように、「重要だけれど緊急性が低い」項目はついつい後回しに
してしまい、結局やらない・・・という事態になりやすい。

そこで、1日1時間以上、強制的に英語に触れる事にした。
1時間程度なら英字新聞や洋書を読んだり、隙間時間にリスニングや
英単語の暗記をすればすぐに過ぎてしまう。

これはどちらかというと、英語能力を現状維持していくのに必要な時間だ。
いざ、英語が必要な状況になった時にすぐにキャッチアップできる状態に
しておきたい。

[個人事業に1日3時間以上を費やす]
これまでは受託案件を完了すると、その日は作業を打ち切っていた。

これが間違いだった。
会社の仕事と違い、個人事業の仕事は100%僕の財産になる。

これからは受託の仕事が完了しても、さらに提案する企画を考えたり、
独自サービスの開発や仕事に関わる勉強に時間を使っていきたい。

2019年は個人事業を最優先に行動する
2019年は個人事業を最優先に行動する

[会社の仕事は個人事業のための経験と割り切る]
僕は勤め先の仕事のスケジュールや仕事内容を、ある程度は自分で決められる。
そこで個人事業に拡大できる仕事を優先的に行うことをもっと意識したい。

そして個人事業に関係の無いことは極力回避する。
雑用は他人に押し付ける。
出世競争に乗らない。
職場の連中の言動や心象などいちいち気にしない。

優先順位は低いとはいえ、一定時間は会社と関わらないといけないのだから、
自分の成長に繋がるように有効活用するべきだろう。

[合理的判断を常に意識する]
悩んだりストレスを溜め無いようにするには、その決定や行動が合理的かどうか
常に意識することが大切だ。
そのためには個人個人にとって何が「合理的判断」なのか、明確な基準が必要だ。
僕にとってのこのブログのタイトルがその基準になる。

「職場で仕事ができる奴だと思われたい」
→却下。なぜならリッチになれないから。

「夜遅いけどラーメン食いたい」
→却下。デブになったらモテないから。

スマートフォン見ながらソファでゴロゴロしたい」
→却下。そんな行動するのはしょうもないオッサンだから。

「忘年会行かないと会社がうるさい」
→行かなくて結構。なぜならリッチと関係無いから。

「勉強したいけど子供が宿題で苦戦している」
→まず宿題を教える。家事育児を手伝うのがイケてるおっさんだから。

「ブログを書く時間があれば仕事した方が良い?」
→否。自分の考えはマメに書き出さないと方向性がブレる。

などなど、「面倒だな」とか「ストレスだな」とネガティブな気持ちを
少しでも感じたら、判断基準に当てはめて割り切って行動する。

[定期的にアウトプットする]
昨年はブログ更新をサボってしまったけれど、やはりこうして考えを
繰り返し書いていくと頭の中がスッキリする。
また皆様のブログを拝見すると気分転換になったり勇気をもらえたりするので、
今年はマメにブログも更新していこうと思う。

2019年生存戦略〜サラリーマンを副業にする

常に目標を目に触れさせ明確化させるため、ブログのタイトルを変えた。
昨年の反省でも述べたが、仕事の優先順位が曖昧だったため本来やるべき
個人事業にフルコミットできなかった。

danceswithwolves.hatenablog.com

30代も半ばを過ぎれば、サラリーマンは「出世競争を続ける」か、「居座る」か
決断しなくてはいけない。僕は後者、つまり「居座る」覚悟を決めた。

皆様の会社はどうだろうか。
少なくとも、僕の環境は窓際上等を決め込んだ方が得だ。
仮に出世したところで、給料は微増。
一方、仕事内容はアホな従業員や外注業者どもを管理するハメになり、
今のように好き勝手に研究開発ができなくなってしまう。

窓際で定時で帰り、有給もフル消化、仕事は副業に役立つスキルを中心に磨く。
これで十分ではないか。

個人事業が本業で、サラリーマンが副業という意識にしなくてはいけない。
そして意思決定や行動基準は、このブログタイトルにある通りだ。

「その決定でリッチになれるのか?」

「その行動でモテモテになれるのか?」

「その態度はイケてるおっさんなのか?」

たった3点に気をつけるだけだ。
基準はシンプルな方が良い。

2019年が始まった
2019年が始まった

このブログを読んでいただいている皆様も、ぜひ有意義で豊かな年にしてほしい。

人生でやらない事を決める時

2018年も最終日なので、今年の反省を述べたい。

僕はあろうことか、仕事の優先順位を間違えていた。
サラリーマンをしつつも、リッチになるために副業として個人事業も
しているのだけれど、今年は仕事の比重がどっちつかずだった。

ここでいうリッチとはお金や時間に縛られずに生きられる状態のことだ。

サラリーマンという非常に楽な状態が、僕の危機感を削いでしまったようだ。

人生の目指すべき方向を決める時が来た
人生の目指すべき方向を決める時が来た

僕の給与年収は800万円くらいだが、これは限界値で今の会社に勤める限り、
給料が急上昇する可能性はほとんどない。
なのでステップアップするためにも、あわよくば年収1千万円超の外資系企業に
いつでも転職できる状態にスキルアップ していきたい・・・という思いがあった。

これが間違いだった。

冷静に考えれば、サラリーマンである以上、いくら給料が上がっても時間の自由を
得ることは難しい。そこを履き違えてしまった。

会社の給料はベーシックインカムと割り切り、個人事業にフルコミットしなければ
いけなかったのだ。

僕も来年はいよいよ40代に突入する。
人生の中で「やらないこと・目指さないこと」を決めなければいけない。

サラリーマンとしての頂点はサラリーマン社長だ。
僕が島耕作のようにたまたま創業者の隠し子をひっかけて、その後ろ盾を利用して
大企業の頂点に君臨する未来はまぁないだろう。

もう今日、ここで、サラリーマンとしての大成は捨て、
来年は自分の商売に邁進しよう。

『ドラゴンクエスト5 天空の花嫁』のコンサートに行く

月の初めに、ドラゴンクエストコンサートに行ってきた。
ドラクエ5は僕が中学1年の頃にSFCで発売されたタイトルだ。
当時は「主人公が勇者じゃない」、「主人公が結婚する」、「主人公に子供が生まれる」
などなど、中学生にとって過激なストーリー展開に驚かされた。

ドラクエ5は勇者の伝説ではなく、一人の人間の物語なのだ。

ドラゴンクエスト5〜天空の花嫁コンサート
花嫁を選べるところも特徴だ

当時はただのアホな中学生だった僕も、今では3児の父で来年は40歳だ。
最近はどうしても子供中心の考えになってしまっていたが、
やはり最も大切なことは自分の人生をどう歩むかだ。
子供の人生は僕のものでもないのと同様に、僕の人生は子供のものではない。

コンサートでオーケストラが奏でる楽曲を聞いているうちに、
これまでの歳月とこれからの人生を考える良い機会になった。

ところで何気にオーケストラの演奏を聴いたのは久しぶりなので、
新日本フィルハーモニー交響楽団による演奏は迫力があった。
オープニング曲が流れるだけで全身が震える感覚だ。

アンコールで『この道わが旅』と『そして伝説へ...』も演奏され、
あまりの感動に毎年聴きたいくらいだ。

10月に観た舞台もそうだが、マメに生の舞台や演奏に行くのも良いと思った。

danceswithwolves.hatenablog.com