人事考課があり約20万円昇給した。残念ながら月給ではない、年俸だ。
僕はサラリーマンで稼ごうとは全く思っていないので金額はどうでも良いのだが、
誰が、何を基準に昇給額を決めているのかは完全にブラックボックスだ。
一方、副業で請負っているシステム開発だが、これは僕がせっせと営業して、
帰宅後に技術書を片手に開発したことに対する労働対価だ。がんばれば、
月100万円も200万円も入るが、サボれば0円。なんたる明瞭会計!
面談中、上司は
「君ぃ、我が事業部は昨年度、予算未達だったんだよ。
それをアップしてもらえるなんて、会社に感謝しなきゃいかんよこれは!」
などと恩着せがましいことを言ってきたが、その言葉から察するにこのデブも
僕の昇給に関する権限は一切ないのである。
サラリーマンとは本当に恐ろしい身分だ。
昇給額は会社の都合次第。それどころか部署や仕事内容も会社が決めてしまう。
従業員が仕事内容も決められないのだから当然、スペシャリストは育たない。
そして給料が高くなった40代、50代でリストラ対象。
身についた能力といえば、その会社内限定の調整力。そんなおっさんたちを引き取る
企業があるわけもなく、リストラされたおっさんたちは社会の隅に消えていく。
そりゃあ、40代、50代のおっさんたちはどんな無理難題を課せられても会社に
しがみつくよ。首切られたら死ぬしかないもの。
だが、見方を変えれば、サラリーマンは毎日決まった時間に会社にいるだけで、
毎月給料が振り込まれるし。本人のスキルや成果に関係なく、自動的に昇給もする。
ある意味、すごくオイシイ環境だ(こんなことやってるから日本企業はグローバル
競争に負けたのだけれど)。
制度の隙間を突くというのがライフハックならば、このサラリーマンのぬるま湯環境
を存分に活かさなければなるまい。
毎回書いていることだが、大事なので念仏のように唱える。
- 会社は金を貰って勉強する場所
- 自分の将来(=個人事業)に繋がる仕事だけをやる
- 面倒な仕事は外注と同僚に押し付ける
- さっさと仕事を終えて定時で帰る
- 有休はフル消化
- ただし社内ではナイスガイを演じ、絶対に他人の悪口を言わない
- 温存した体力・意志力は個人事業にフルコミット
以上を意識して、来週からも元気に出社したい。