僕の趣味はゴルフなのだけれど、ゴルフ漫画の金字塔といえば坂田信弘さんとかざま鋭二先生によって 描かれた『風の大地』であろう。
まずタイトルが秀逸だ。コースに出ると眼下に広がるのは広大な大地であり、 風の中でボールを打つことになる。ゴルフというスポーツはまさに風の大地を旅することである。
主人公の沖田圭介は亡き父に代わり家計を支えるために京大を中退しプロゴルファーを志す。 今ではプロゴルファーといえば小学生になる前からゴルフクラブを握ってプロのレッスンを受けて育つが、 沖田が初めてクラブを握ったのは24歳だ。 ゴルフ場でキャディーの仕事を住み込みでしながら、早朝と夕方の練習でプロゴルファーを目指す。 原作の坂田プロ自身がモデルとなっていて、舞台となる鹿沼CCはまさに聖地。 僕も行ってみたいのだが、恐れ多くてまだ行けていない (ところで僕がゴルフを習っている先生も都内の名門コースでキャディーのバイトをしながらツアープロに なった人だ。昭和はゴルフ場で働きながらプロを目指すいわゆる研修生が主流だったのだろう)。
ちなみに僕は研修生~アジアサーキット編くらいの若々しい主人公が好きで単行本だと1~7巻あたりを 繰り返し100回くらい読んでいる。もちろん全巻持っているが70巻以上あり未完状態で作者たちが亡くなって しまったので、人にはおいそれと薦めにくい。
さて、僕は別に『風の大地』を紹介したいのではなく(おい)、人は健康維持のために生涯のスポーツを持った方が良いと言いたいのだ。 ジムやランニングでも良いのだが、ぶっちゃけ続きます? 僕は無理でした(苦笑
しかし人間不思議なもので、スポーツ自体が楽しければ苦労せず続く。出不精な僕もゴルフだけは雨風吹き荒れようが炎天下でも 行けてしまう(ジムやランニングもマラソン大会に出るとか筋肉をつけるみたいな目標を持つ人なら続けられるのだろう)。
ご近所の奥様たちもテニス、バドミントン、バレーなどけっこうアグレッシブに活動している。 自分もそうだが大人の部活動みたいで楽しいのだろう。
