ミニマリスト日記

仕事、子育て、ミニマリズムなど。

情報を追加するなら古文と漢文は廃止してあげて

25年共通テストから国立大学が「情報」を追加して6教科8科目になるそうです。 ただでさえ負担が大きい国立志望の生徒のことを考えると、やりすぎじゃないのかと思います。

もし時代に合った科目が必要と考えるなら、情報を追加する代わりに古文と漢文を排除するべきではないでしょうか。 まぁ、日本文化の継承とか現実的には国語教師の雇用を守るとかあるのかもしれないので、指導科目から完全排除は難しいかもしれません。 しかし、せめて共通テストや二次試験からは除外するべきでしょう。興味のある生徒だけ選択性にすれば。

僕は日本の公教育や受験制度を高く評価しています。 というのも、学校の先生の言うことをよく聞いて敷かれたレールに素直に乗っていれば、まぁまぁ豊かな生活を送れるからです。

また筆記試験を主体とする日本の大学受験は低コストで大きなリターンが得られる平等なものです。 ちょっとくらい親が貧乏でも、千円の参考書を繰り返していればそれなりの大学に合格できます。 学費を全額ローンにしても、大学を出てまともな会社に勤めれば余裕で返済可能。

これが欧米だとどうでしょうか? 勉強以外にもスポーツや文化活動、ボランティアが評価対象になります。 大学の学費も1年で数百万円。お金持ちか奨学金を得られるような一部の天才しか入学することができません。

いかに筆記試験だけで決まる日本の大学入試が平等かわかると思います。

ところが科目を増やしたり中途半端な記述問題を加えると大学受験のコストが上がり、平等性が薄れてしまいます。 時代に合わせることも重要ですが、貧乏でも逆転できる素晴らしい制度は維持して欲しいです。

共通テストに採点が困難になる記述問題は必要ありません。
共通テストに採点が困難になる記述問題は必要ありません。