ミニマリスト日記

仕事、子育て、ミニマリズムなど。

『シンデレラ』という普遍の物語

10月の休日、家族で東急シアターオーブマシュー・ボーン演出の
『シンデレラ』を観に行った。

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バレエ団なので踊りで表現するのだけれど、言葉がなくてもわかりやすい。
舞台を戦時中のロンドンにしたことも、新鮮でだった。

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ところで『シンデレラ』のストーリーを知らない人はいないと
思うけれど、僕はこの手の話は主人公の作り出したファンタジー
なのではないかと思って観てしまう。

現実から抜け出して全く違う人生を想像し、過酷な境遇を忘れようとする
人間の普遍的なテーマなのではないかと感じる。
例えば宮崎駿監督の『ハウルの動く城』も同じ理屈だ。
ハウルの動く城』は、唐突で都合の良過ぎる終わり方に拍子抜けしてしまう。
宮崎アニメ独特の登場人物や舞台の繊細さが感じられず、雑な印象さえあった。
ところが『シンデレラ』と同様に、身寄りのない老婆が抱いたささやかな
おとぎ話と捉えると、途端にあざやかで心を打つ物語となる。

いや、まぁ、僕の勝手な想像で、宮崎駿監督がどういう意図で作ったのかは
全く知らないけれど。

なんにせよ、舞台は映画とは違った面白さがあって、やはり生の演技が
鑑賞できるので 感動も大きい。
観劇に興味が出て、年末のオーケストラのチケットもとってしまった。