ミニマリスト日記

仕事、子育て、ミニマリズムなど。

努力が報われるという残酷な世界

Skype英会話を利用しているのだが、月々5,000円程度で自宅にいながら
毎日30分弱の英会話が行える。しかもさまざまな英語の教材が無料で利用できる。
留学も斡旋していて、東南アジアの語学施設に1ヶ月留学して10万円前後だ。
ここまで来ると、もはや、「英語ができない=努力ができない人間」とレッテル
を貼られても仕方がない。

僕が今勉強しているデータ分析やプログラミングもそうだ。
昔は大学の理工学部で勉強するしかなかった内容が、海外の大学が無料で
提供しているオンラインコースを履修したり、ネットで調べたり、あるいは様々な
専門書や技術書、論文が瞬時に入手できる。

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もはや社会的成功や経済的成功が達成できないのは、本人の努力が足りないから
と言われても否定できない世の中になった。

故に、子供の貧困や教育機会の不平等などはもっと議論されても良いように思える。

僕は二人の娘どもの大学の学費はすでに貯蓄してあるし、本人たちが望めば習い事も
反対はしない。朝と晩に勉強を見てやってもいる。さすがにこの環境で、彼女らが
貧乏になったらそれはお前らの責任だぞと言い切れる。
また僕も労働者に甘んじており、現時点でリッチになっていないのは100%僕自身の責任だ。
今から思い返せば、いくらでもチャンスはあったのだ。
ひとえに、Gritと勇気が足りなかっただけだ。

一方で、世の中には親に教育の理解がなかったり、ガチで貧困だったりする子供達もいる。
日本が先進国・文明国を名乗る以上、子供の貧困や教育機会の不平等は最優先で取り組
まなければいけない課題だろう。

そもそも、日本は教育を家庭に依存し過ぎているのだ。
学業や躾など教育のノウハウを社会全体で共有し、仮に親に子育ての能力がなければ
社会で育てるくらいの気概が必要だ。