三月に入り花粉症に苦しんでいます。
それにしても、まさか生きている間にパンデミックや大国による侵略戦争を目の当たりにするとは思いませんでした。
思えば11年前の3月11日の東日本大震災が僕が最初に経験した大きな災害です。
当時は高層ビルで働いたため揺れが大きく、「死ぬかも」と覚悟しました。
会社が社員の帰宅を促しましたが公共交通機関が麻痺していたため、30分ほど歩いて自宅へ。
家に帰ると棚から本や小物が落ちて床に散らばっていました。
食器類やテレビなどの家電は無傷。
テレビをつけると生中継で被災地の様子が流れていて、あまりの壮絶さに言葉が出ませんでした。
子供を連れて遠くの公園に行っていた奥さんには連絡が取れませんでしたが、
夜になって鉄道が再開され無事に戻ってきたのでほっとしました。
そうこうするうちに原発事故の様子が報道され始めます。
昔、チェルノブイリ原発事故のレポートを読んだことがあったので、最悪の事態を考えました。
急いで関西のホテルと新幹線のチケットを手配し、1週間ほど避難生活をしました。
友人たちやその家族も続々と関西に避難してきたので、軽い同窓会状態になりました。
会社も自宅待機推奨だったのでホテルで仕事をしつつ、休日は神戸を観光。
たまたま入った動物園にパンダがいてびっくりしました。
幸い、原発事故の規模は小さく、1週間後に東京に戻りました。
この時、僕は痛感したことがあります。
・貯金大事
・どこでも稼げる状態を維持する
・命を大切に
簡単に避難生活と言いますが、貯金がないと何もできません。
よく言われますが、少なくとも半年、できれば1年間は仕事がなくても生活が維持
できるくらいの貯金と節制が必要です。
またお金が入ってこないといつかは貯金も底をつきます。
どこでも働ける、いつでも転職できる状態にするのは本当に大切です。
今はリモートワークも普及していますし、当時よりは実現しやすい環境かもしれません。
そして同調圧力に負けずに毅然と危機から脱出できる心の状態も必要です。
緊急時に仕事が・・・とか学校が・・・などと悠長なことを考えている時間はありません。
本能が危険を感じたら「即逃げ」しなくてはいけません。
理想はやはり国内外の複数拠点で、僕も次の目標にしたいところです。
3月11日は自分の状況や将来の着地点を整理整頓する良い機会だと思います。