NHKで朝のニュースを見ていたら、
子供に感染症のワクチンを接種させない
お母さんが特集されていました。
その母親は近所の変な奥さんにそそのかされ、
ネットの怪情報を鵜呑みにして子供に
日本脳炎や麻疹、風疹などの一般的なワクチンの
接種をさせませんでした。
子供が感染症にかかってからワクチンの
重要性に気づいたそうです。
このお母さんがアホだとは簡単に言えません。
なぜなら日本は科学的根拠もないのに、
子宮頸癌ワクチンの接種を中止しているからです。
副作用との因果関係も不明な状況にも関わらず、
メディアが危険と馬鹿騒ぎし、びびった政治家と
厚労相が予防接種を取りやめてしまいました。
その結果、日本は子宮頸癌が増え続け、他国に
「子宮頸癌ワクチンはやはり有効だ」
というエビデンスを提供している状態です。
人の命を食い物にするメディアも狂っていますが、
鵜呑みにする人々もどうかと思います。
感染症や合併症にかかるリスクと、副作用の
リスクを比べたのでしょうか?
研究者たちや役人の努力より、情報商材屋や
頭のおかしな活動家を信用するのでしょうか?
僕は前述のお母さんが特殊なケースだとは
思えません。
社会は簡単には変えられないですが、少なくとも
自分と周りの人たちの命はできる範囲で守る
必要があります。