娘と近所の大学祭をブラブラしていたのだが、屋台や展示物の前を通ると、
「お父さんもどうですか!」
と必ず言われる。
いや、まぁ、子供を連れているから、お父さんなんだろうけど・・・
だが、僕はお父さんと呼ばれるつもりはない!
子供ができると名前がなくなるとはよく言われる。
呼ばれるときはいつも
「○○ちゃんのパパ」
だ。
ふざけるな。
僕の人生の主役は僕だ。
なぜ子供の付属品みたいな扱いを受けないといけないのだ。
しかもだな、「お父さん」って何かこう、完成している響きがある。
残念ながら僕はまだまだ成長途中だ。
いや、自分で言うのもアレだが、そこら辺の10代より柔軟性はあるし、物覚えも良い。
隣にいる小娘や、この国立大学の優等生よりも、圧倒的な成長速度を体現してやる。
と思った日だった。