副業で行っているシステム開発の仕事に新しい依頼が来た。
さっそく見積りを出して詳細を詰め、年末年始の休みに作業することにした。
年明けに納品できれば、新年早々、縁起の良いスタートだ。
このまま副業も100万円、200万円と倍々ゲームで進めていきたい。
ところで「モテ期」という言葉がある。
普段は非モテだが、ある一定の期間だけ、なぜかモテるという現象だ。
僕も大学一年と社会人数年目くらいに、たしかにモテ期があったように思える。
なぜいままで全くモテなかったのに、急に複数の異性と仲良くなれるのだろうか。
これはおそらく、女の人にはモテている男の人に安心感を抱くという心理があるからだと思う。
学歴や勤めている企業がある種のシグナリング効果になるように、一定のレベルの女の人と
付き合っている男性ならば、信用ができる・・・ということかもしれない。
これはお金にも当てはまる。
お金持ちはより富を蓄え、貧乏人はより貧乏になるというのが厳しい現実なのだ。
あるいは就活や転職活動をしている人も同様に、一つ内定を獲ると立て続けに内定が
得られるという経験をした人も多いのではないあろうか。
これも前述のシグナリング効果と同時に、一段上のステージに立つことでアクセスできる
情報や人脈が上がるからだと思う。視点が高くなると、ゲームのルールが変わるのだ。
これは言ってみれば正のスパイラルに入っている状態だ。
逆に負のスパイラルに陥ると、非モテは二次元のエロコンテンツやアイドル、
無料のエロ動画に走り性犯罪者予備軍になる。
内定をとれない人はフリーターになり、職歴がつかずワーキングプアとなる。
しかしモテ期が訪れたり、優良企業から次々と内定をゲットしたり、収入が右肩上がりに
なる正のスパイラルに突入しても、気を抜くと正のスパイラルから弾き出されてしまう。
僕も結婚する前は嫁の他にも付き合っている人がいたが、結婚してからは生活に安堵して
しまいハングリー精神を失い、非モテのおっさんまっしぐらになっていた。
収入面も30歳くらいまでは順調に上がっていたが、ここ数年は会社に依存してしまい、
将来への黄色信号が灯っていた。
僕は良い時期ほど気を緩めずに前に進まないとけないということが、ようやくわかってきた。
人間、悪い時期は気持ち的にも落ち込んでしまい、なかなか前を向けなくなる。
大事なことはネガティブな状態になる前に、まだ気持ちが安定しポジティブな思考ができる時に、
アクセルを踏み込むことなのだ。