ミニマリスト日記

仕事、子育て、ミニマリズムなど。

人生でやらない事を決める時

2018年も最終日なので、今年の反省を述べたい。

僕はあろうことか、仕事の優先順位を間違えていた。
サラリーマンをしつつも、リッチになるために副業として個人事業も
しているのだけれど、今年は仕事の比重がどっちつかずだった。

ここでいうリッチとはお金や時間に縛られずに生きられる状態のことだ。

サラリーマンという非常に楽な状態が、僕の危機感を削いでしまったようだ。

人生の目指すべき方向を決める時が来た
人生の目指すべき方向を決める時が来た

僕の給与年収は800万円くらいだが、これは限界値で今の会社に勤める限り、
給料が急上昇する可能性はほとんどない。
なのでステップアップするためにも、あわよくば年収1千万円超の外資系企業に
いつでも転職できる状態にスキルアップ していきたい・・・という思いがあった。

これが間違いだった。

冷静に考えれば、サラリーマンである以上、いくら給料が上がっても時間の自由を
得ることは難しい。そこを履き違えてしまった。

会社の給料はベーシックインカムと割り切り、個人事業にフルコミットしなければ
いけなかったのだ。

僕も来年はいよいよ40代に突入する。
人生の中で「やらないこと・目指さないこと」を決めなければいけない。

サラリーマンとしての頂点はサラリーマン社長だ。
僕が島耕作のようにたまたま創業者の隠し子をひっかけて、その後ろ盾を利用して
大企業の頂点に君臨する未来はまぁないだろう。

もう今日、ここで、サラリーマンとしての大成は捨て、
来年は自分の商売に邁進しよう。

『ドラゴンクエスト5 天空の花嫁』のコンサートに行く

月の初めに、ドラゴンクエストコンサートに行ってきた。
ドラクエ5は僕が中学1年の頃にSFCで発売されたタイトルだ。
当時は「主人公が勇者じゃない」、「主人公が結婚する」、「主人公に子供が生まれる」
などなど、中学生にとって過激なストーリー展開に驚かされた。

ドラクエ5は勇者の伝説ではなく、一人の人間の物語なのだ。

ドラゴンクエスト5〜天空の花嫁コンサート
花嫁を選べるところも特徴だ

当時はただのアホな中学生だった僕も、今では3児の父で来年は40歳だ。
最近はどうしても子供中心の考えになってしまっていたが、
やはり最も大切なことは自分の人生をどう歩むかだ。
子供の人生は僕のものでもないのと同様に、僕の人生は子供のものではない。

コンサートでオーケストラが奏でる楽曲を聞いているうちに、
これまでの歳月とこれからの人生を考える良い機会になった。

ところで何気にオーケストラの演奏を聴いたのは久しぶりなので、
新日本フィルハーモニー交響楽団による演奏は迫力があった。
オープニング曲が流れるだけで全身が震える感覚だ。

アンコールで『この道わが旅』と『そして伝説へ...』も演奏され、
あまりの感動に毎年聴きたいくらいだ。

10月に観た舞台もそうだが、マメに生の舞台や演奏に行くのも良いと思った。

danceswithwolves.hatenablog.com

年末年始の16連休を活かさなければならない

僕は昨日が仕事納めで、今日から16連休だ。
有休消化も兼ねているとはいえ、社会人として16連休の意味は重い。
友人たちからも「羨ましい!」と言われる。
しかしもし普通にダラダラと休んでしまったら、貴重な時間が無駄になる
どころか、年明けは働けない体になってしまうことは 間違いない。

クリスマスやお正月が目白押しだ

なので、この年末年始にやることリストを作ってみた。

1. 部屋の片付け
最近、割と大きな整理整頓を行って、着ない服や持ち物をばっさりと捨てた。
モノが捨てられない僕にしてはなかなかの快挙だ。
しかしまだ、僕の部屋には不要なモノがたくさんある。
これらを思い切って捨てて、新しい年を迎えなければならない。

2. 個人事業の請負仕事を進める
クライアントの忘年会に行ったついでに、仕事を獲ってきた。
納品は1月末だが、年末年始である程度メドをつけてしまいたい。

3. 保険の見直し
僕は若い頃に日生の保険に入ったが、どう考えても高過ぎる。
日生社員の高給を支えるために、僕は働いているわけではない。
今年度で見事に保険を乗り換えるために、この連休で他社を検討していきたい。

4. 商用サイトの雛形を作る
僕の個人事業はITアドバイザリーとシステムの請負開発なのだけれど、
これだけではビジネスがスケールしにくい。
そこで、自分が運営するサイトを展開していきたいのだが、
その雛形を作ってみたい。
たしかにこの手のビジネスは難しいのは重々承知だが、チャレンジしなければ
成果も得られない。

以上が僕の16連休のやることリストだ。
今日はさっそく寝坊したり、お昼寝までしてしまったので、とりあえず部屋の
片付けから始めていこう(名誉のために、午前中に娘どもを公園に放ち、
買い物までしてきたことは付け加えたい)。

ちなみに何かを始める時はYoutubeで音楽を聴きながら行う。
今聴いているのはKT TunstallのSuddenly I Seeだ。

youtu.be

映画『プラダを着た悪魔』のオープニングを飾る曲で、 印象に残っているシーンだ。

今年から勤め先の忘年会は拒否することにした

僕は自分で言うのもなんだが、付き合いは良い方だ。
社内では誰に対しても愛想よく接するし、飲みに誘われれば基本的に断らない。

学友とも年に1〜2回は食事をするし、個人事業の取引先の忘年会もかかさず
参加している。

ところが、こんな僕でさえ、勤め先の忘年会は辟易している。

グループを割り振られ、歓談する間もないほどビンゴだかクイズだか
ゴミみたいなイベントが山盛りだ。
皆、その場では盛り上がっているが、社内で忘年会の話題になると
ネガティブな発言をする。
そんなゴミイベントは有志による忘年会委員会なるものが組織され、
半年前から入念に準備されている。忘年会委員会とそれを指図する役員の
自己満足の産物だ。
クソ不味い飯を食わされ、よくわからない連中と組まされた挙句に変なクイズに
参加しなければならないのだ。

ちなみに個人事業の取引先主催の忘年会はかかさず出る。
景品がもらえるちょっとしたイベントはあるものの、大半の時間は食事と歓談を
楽しむことができる。
中にはシャレオツなホテルや高級レストランで食事をするだけというハイセンスな
企業まで存在する。

f:id:danceswithwolves:20181124202109j:plain:w400

なぜこんな簡単なことが、僕の勤め先はできないのだろうか。

まぁ、忘年会担当役員の趣味が悪すぎるところにある。
よっぽど貧しい生活を送ってきたのだろう。

僕は忘年会も給料のうちだと割り切っていたが、さすがに冷静になってしまった。
忘年会に参加する2時間、他に何ができるだろうか。

  1. 家族と食事
  2. 友人と食事
  3. 一人で買い物
  4. 勉強
  5. 個人事業
  6. Amazonプライムでドラマを鑑賞

どれをとっても忘年会よりも有意義だ。

もうこんな愚痴を書くのも嫌なので、僕は忘年会への参加を断ることにした。
別に会社や仕事が嫌いなわけではない。
くだらないことに関わる時間がもったいないのだ。

『シンデレラ』という普遍の物語

10月の休日、家族で東急シアターオーブマシュー・ボーン演出の
『シンデレラ』を観に行った。

f:id:danceswithwolves:20181028200154j:plain:w400

バレエ団なので踊りで表現するのだけれど、言葉がなくてもわかりやすい。
舞台を戦時中のロンドンにしたことも、新鮮でだった。

f:id:danceswithwolves:20181028200236j:plain:w400

ところで『シンデレラ』のストーリーを知らない人はいないと
思うけれど、僕はこの手の話は主人公の作り出したファンタジー
なのではないかと思って観てしまう。

現実から抜け出して全く違う人生を想像し、過酷な境遇を忘れようとする
人間の普遍的なテーマなのではないかと感じる。
例えば宮崎駿監督の『ハウルの動く城』も同じ理屈だ。
ハウルの動く城』は、唐突で都合の良過ぎる終わり方に拍子抜けしてしまう。
宮崎アニメ独特の登場人物や舞台の繊細さが感じられず、雑な印象さえあった。
ところが『シンデレラ』と同様に、身寄りのない老婆が抱いたささやかな
おとぎ話と捉えると、途端にあざやかで心を打つ物語となる。

いや、まぁ、僕の勝手な想像で、宮崎駿監督がどういう意図で作ったのかは
全く知らないけれど。

なんにせよ、舞台は映画とは違った面白さがあって、やはり生の演技が
鑑賞できるので 感動も大きい。
観劇に興味が出て、年末のオーケストラのチケットもとってしまった。

初心にかえる

長女が家庭菜園でミニトマトを作っていた。
種を蒔き、毎日せっせと水をやり、台風の日は室内に避難させ、
晩夏にはミニトマトが完成した。
サラダにはそのミニトマトが加わるようになった。

このプロジェクトの成果物はミニトマトではない。
種をまいて、毎日せっせとお世話した日々が成果そのものだ。

"Don’t judge each day by the harvest you reap but by the seeds that you plant."
Robert Louis Stevenson

この名言にある通り、収穫というのは人生における瞬間的な事象に過ぎない。
その過程で得た経験こそが人生の成果になるのだ。

僕はブログのタイトルに「リッチでモテモテのイケてるオッサンになる」などと
とても頭の悪そうなことを書いている。しかし僕はその過程を経験したいのだ。

僕はこのブログを書く前は、ただのデブのサラリーマンだった。
リッチでモテモテのイケてるオッサンになるためには荒治療が必要と考え、
いきなり副業を始め、街中やバーで女子大生やOLをナンパしたりもした。
(物事に抵抗を感じない事が僕の唯一の取り柄か・・・)

danceswithwolves.hatenablog.com

あれから二年が経過し、おかげさまで目標に片足を突っ込み始めているが、
最近は生活がやや惰性になっていた(ブログの更新もサボってしまった)。

f:id:danceswithwolves:20180924190354j:plain:w400

先日、「40代でやりたいことリスト」を作った。

danceswithwolves.hatenablog.com

これを機に、もう一度、日々の生活を改めていきたい。
「40代でやりたいことリスト」にはかなり突拍子もない項目もあるが、僕は割と楽観的だ。
僕なら達成できるだろう。

40代の自分に何を手渡すか

あと1年と数ヶ月で、僕は40代に突入だ。
もはや高邁な目標など持てないので「40代でやりたいことリスト」を作り、
淡々と実行していく予定でいる。

リストの一例を挙げると、

・グリフィス天文台で早朝ランニング
・イギリスの沿岸地方をハイキング
・家庭菜園の規模を拡大する
・副業で物販をやる

などなど、行ってみたい国ややってみたい仕事などのアクティビティが中心で、
もはや物欲が出てこない。むしろモノは生活の邪魔になってしまう。

リストを達成するためには、

  1. 語学
  2. 働き方
  3. ライフスタイル

を磨いていく必要がある。

語学は当然として、ライフスタイルは不要なものをバッサリ捨て、
モノを溜め込まない生活を築くことが大切だ。

f:id:danceswithwolves:20180826205855j:plain:w400

そして一番重要なものは働き方だ。
現状のように、会社に場所の制約を受け、家計の多くを依存する働き方を
徐々に変えていかなければならない。
現在、個人事業として数社のITアドバイザリーをしている。
これは維持しつつ、何かしらスケールしやすいスモールビジネスを
立ち上げていなければならない。

というわけで、40代までの残り1年数か月は勝負の時間だ。

40歳の自分には海外で生活できるだけの語学、時間や場所に縛られない
ライフスタイルと仕事を渡したい。
もちろん全てが完璧にはいかないだろうけれど、少なくとも語学とライフスタイルは
100%必達にしなければならない。働き方改革は20~30%でも進展すれば、
立派なものだろう。

そもそもこのブログも単調になっていた人生をもっと楽しく豊かにするための
記録として始めた。
2年が経過し学んだことは、人生は常にチャレンジしていないとどんどん縮小してくる
ということだ。僕と同じ30代の男性の中には、20代後半が人生のピークだった人も
多いではないだろうか。安定はそれまでの積み重ねの賜物だが、新しい変化を取り入れて
いないと、いつの間にかその安定すら失う危険性すらある。
もう一度初心に帰って、豊かな40代ライフを過ごすために、残りの30代は全力で
取り組みたい。